岐阜高校
岐阜高校同窓会

2022.06.07
「同窓会総会」をお祝いして

岐阜県立岐阜高等学校長
石田 達也

令和四年度の岐阜高校同窓会総会が、木方伸一郎会長様をはじめ役員・運営委員の皆様方のご尽力により開催されますことを心からお祝い申し上げます。また、日頃から本校の教育活動に対し、格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

近年の同窓会総会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、一昨年度は中止、昨年度はオンラインでの開催となりました。本年度こそは以前のように皆様が一堂に会して、顔を合わせて懇親を深める機会となることを期待しておりましたが、感染状況がなかなか改善せず、昨年度に続き、本年度もオンラインでの開催となりました。

同窓会役員・運営委員の皆様におかれましては、さぞかし苦渋の選択であったであろうと推察いたします。しかしながら、同窓生の絆を大切にして今後に繋げていこうという思いをお持ちいただき、直接お会いすることはできませんが、こうして開催していただけますことは、同窓生としましても、校長としましても、大変ありがたいことであると思っております。

さて、昨年度は、新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、授業・学校行事・部活動等の形態を工夫しながら、可能な限り実施することに注力してきました。感染症対策と教育活動との両立、いわゆるウィズ・コロナの考え方です。

具体的には、授業では休校期間中や自宅待機の生徒へのオンライン配信、文化祭ではメモリアルセンターの広い会場での開会式実施や三年次生クラス演劇の動画撮影とユーチューブ配信、部活動ではマスク着用での活動の徹底など、単に中止するのではなく、柔軟な発想で工夫し、前例にとらわれない方法で実施することで、これまで当たり前と思っていたことを見直し、改善することもできました。

加えて、本校では現在、世界で通用するグローバルリーダーの養成を目指し、その方策として探究的な学びに力を入れています。国際交流や最先端科学の分野での講演会や体験プログラムを生徒に提供しており、その成果として「科学の甲子園」「模擬国連」「即興型英語ディベート」等の全国的・国際的な大会において、多くの優秀な成果が上がっています。

来年度、本校は創立一五〇周年という大きな節目の年を迎えます。そのための実行委員会が設立され、記念式典や講演会を始めとする記念事業がいくつも計画されつつあると伺っています。同窓会の皆様には、今後も引き続き、多くのご支援をいただくことになります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、本年度の総会を運営されます伊在井みどり運営委員長をはじめ、当番幹事の昭和五四年、平成元年、十一年卒業の皆様のご尽力に感謝申し上げますとともに、会員の皆様方のご健康とご多幸、そして同窓会の益々のご発展を心から祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

NEW

RANKING

岐阜高校同窓会