岐阜高校
岐阜高校同窓会

2022.06.07
ウィズコロナ・ポストコロナ時代の未来予想図

令和4年度岐阜県立岐阜高等学校同窓会総会・懇親会運営委員会
委員長 伊在井みどり

本日は、本当であれば懐かしい皆さまのお顔を拝見して、総会へのご参加、本会報への広告協賛やご寄附をいただきました関係各位、個人にてご協賛をいただきました皆さまへの感謝の気持ちをお伝えしたいと思っておりましたが、残念な結果となり昨年に続き今年も総会を開くことができませんでした。然し、昨年の実行委員会がオンライン配信、ホームページの開設などのICTを利用した同窓生とのつながりの確保について、1年かけて準備されその礎を残していただけましたので、今年の実行委員会の力を結集して今回のオンライン開催にたどり着くことができました。そこに垣間見る岐阜高校同窓生の百折不倒の精神に頭が下がる思いであり、今年の同窓会総会運営幹事当番の昭和54年、平成元年、平成11年の卒業生を代表いたしまして、心から御礼を申し上げます。コロナ感染症の蔓延が始まって3年目。第5波による緊急事態宣言が終結した時点では、今年こそ、総会を開けるかもしれない。いや何としても開こう。という意気込みで役員一同が運営にあたり、特に私たちは今年が当番学年を務める最後の年であることもあって、総会のアトラクションについては特に気合を入れて企画し、各分野において日本を牽引する同窓生の座談会を企画しておりましたが 蔓延防止等重点措置期間の延長により企画の実現が不可能となり方向転換を余儀なくされ、ぎりぎりまで検討会を繰り返しました。このように、新型コロナ感染症の蔓延は、公衆衛生上の脅威を与えるだけでなく、人と人との交流を遠ざけ、それによる経済的な打撃を与えるなど2次的3次的な影響を与えています。しかし私たち人類は有史以前から天然痘、ペスト、梅毒、スペイン風邪などと戦ってきました。人類を滅ぼしかねないこの世界的な大流行と向き合い、戦い、勝利してきたのです。今、私たちは新型コロナウイルスという新興感染症蔓延の真只中にあって終息に向けて戦い続けております。そして新型コロナウイルスの蔓延によってもたらされたオンライン授業、在宅リモートワーク リモート会議 各種学会のオンライン化、研修会のe-learningなどを広げることで、介護・育児中であっても、障害や疾患により学校や仕事に行くことができない状況下にあっても、学習や仕事・研修の機会が得られるようになりました。どんな時も、災難・災害に打ち勝とうとする強い気持ちをもっていれば、手段や形を変えることで(トランスフォーム)災い転じて福となすことができるのです。その中にあって変わるきっかけを与えてくれるのは「人とのつながり」であることを忘れず、利益とは無関係の繋がりを学生時代に築くことを大切にしていただきたいと思います。この「人とのつながり」があるからこそ国内にとどまらず世界中に散らばっている同級生ですが、総会の時期に岐阜の地に集まれば、離れていた40年余りの年月も忘れて等しく岐阜高校在校時代にタイムスリップし再会を喜ぶことができるのです。「人とのつながり」を大切にすることを岐阜高校生のアイデンティティーとして繋いでいって頂きたいと思います。最後になりますが、本日ご視聴を賜りました皆さま方にとりまして、画面の上だけでも懐かしい再会や心温まる楽しいひとときとなりますことを祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

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